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Posted by: tachibana
ミーファースト(me-first)という英語があります。辞書を引くと硬い訳語がこんな砕けた(?)単語にもついているのですが、直訳すると「なんといっても私が一番」という感じです。

「なんといっても私のセンスはナンバーワン♪
 なんといっても私の考えがナンバーワン♪」

と、こんな感じです。最近こういう人が増えてきました。
実際に一番の人というのは、そのように思っていない人が圧倒的多数という事実がありまして、自分が一番と思っている人は実際には底辺であることがほとんどです。

ところが、自分が実際の努力をする代わりに、努力をしている気分を味わうだけで「私はこんなに優秀」とか「私はこんなに深く考えている」などという、とんでもない錯覚をしてしまうのが、こうした人たちの思考パターンの特徴でもあります。その想いと現実のギャップから逃げるために「根拠なく相手を見下す」「何か悪いものを受信したかのような論理で人を否定する」「類まれなる素晴らしい直感でも得たかのように単なる感情論であることを自分にさえも隠して自分以外の人に攻撃的になったり、否定をする」などの言動に出るのが特徴ともいえます。

自分という人間を客観的に理解する、あるいは理解しようと努力することをベースとした個人主義と、自分という人間を主観的に誤解する、あるいはその誤解を「一生懸命にやった」などといういいわけを根拠に真実のように錯覚することをベースとする自分第一を勘違いする人は、日本欧米問わず、大勢います。

20年ほど前にそういう若者が現れだして「新人類」などという言葉まで生まれましたが、そのとき「欧米人の悪いところまで真似してどうするのだ」と思った記憶があります。

ところが最近ではそれに輪をかけて、自分以外を見下す態度をとったり、そう考えることで「幻の自分の優位性」を感じている人が増えてきているようです。こういう人たちを見ているとme-firstが「Me-First」と、グレードアップしている気がしなくもありません。

いづれ気が向いたら書くことがあるかもしれませんが、個人主義、アイデンティティー、自我など、前頭葉活用能力こう弱者に都合の良い勝手な解釈をされている言葉はかなりあります。

私自身を振り返っても、魔女、魔術、オカルトなどの分野に惹かれる人は程度の差はあれ、こうした傾向があることは否めない事実でしょう。これを機会に一度自分がこうした点で不安がないかどうか、不安があるとすればどの程度か、などを自問自答されることをお勧めします。そして、自信を持って「大丈夫」と断言できる方は…かなり重症かもしれません。

こうした弱さを克服し続ける気持ちでなければ、WiccaやWitchcraftの道の途中で精神障害を起こしてしまったり、大脳をはじめとした機能障害を起こす危険があります。人間は言葉で思考する、ということを呪文のところで指摘しましたが、こうした自己チェックを時々していくようにしないと思わぬ落とし穴があるので要注意です。そしてそうして、潰れていってしまった人を多く見てきた私としてはしみじみ思うのです。

08/06: 師の教え

Posted by: tachibana
ブログを書くようになって色々と気がつくことがあります。
ここしばらくでも、その昔、師匠に教わったことをメモしたノートを読み返したりすると「あの頃」は見えなかったものが見えてくる気がします。

「あ、これ忘れてた…」等ということも。また、時として、「あの頃」を懐かしく思い出して「これを教えられたときなかなか理解できなくて辛かったなぁ」とか「あの時先生はこう思っていたんだなぁ…」などと、つい時間を忘れてしまう一時になったり…

あるいはこんなこともあります。
「先生は実は迷っていたのかもしれない」とか「ここで私がくじけるのではないかと心配してくださっていたんだな…」と師匠のお気持ちが今ならわかる、ということもあります。

今は私は独りです。
もちろん、仲間も、弟子も、その他色々と私が大切に思う人も、大切に思ってくれているであろう人もいます。でも、教えてくれる人がいない、という意味では独りです。

自分の道は自分で切り開くしかない所に立ってずいぶん経ったな…としみじみと思ったり。

色々な方のご質問に答えたりする機会もこのブログを始めてから増え、それに答えるたびに昔の自分を思い出す…

結局思うのは「師の教え」そして師匠とはありがたいものだな、と。

去来するものは多かれどそれもまた楽し

そんな感慨にふと浸っていました。
Posted by: tachibana
つれづれなるまゝに、日くらし、硯にむかひて、心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。

とは吉田兼好の徒然草の出だしですが、これはある意味、完璧なエッセイの定義なのではないかと思います。

そして、宗教者として、人として、その他もろもろの自分の立場というか、社会における位置を越えて、思うままに綴っていく…そんなジャンルもありかな、と思い、新しいカテゴリを作ってみました。

これは思いついたときに思いついたままに使われるカテゴリになりそうです。ある意味書くのが一番楽しいカテゴリになりそうです。

07/23: 先見の明

Category: サイト関連
Posted by: tachibana
今回はミクシィに書いた日記の再録です。

数年前にWicca系統のドメインを取り捲りました。
それは、そうしたドメインを使いたい、独占したい、、というわけではなく、

「いつかWiccaを商売にしようとする奴が出てくる」

と、思っていたからです。
だからOriental Wiccaのサイトも一番権威のないグループドメインを使い、他のドメインはいづれ日本でWiccaが育ってきたら、みんなで共有してもらいたいと思ったからなのです。そして、その気持ちは今もかわりません。

商売に使いたい人にWiccaのつくドメインをとられたら、それが検索でも上位になってしまいます。
そうすると、引っかかってしまう人も多いでしょうし、被害も大きくなるでしょう。
そのことを当時色々な関係者に話しましたら「それは考えすぎ」とか「商売になんかならないでしょう」という意見が大勢でした。

しかし、今はとっておいて良かったとしみじみ思っています。
今回はタイトルからして自画自賛してみました(笑い
Category: サイト関連
Posted by: tachibana
今回の大幅なリニューアルやこのサイトを立ち上げたりというのは結構骨の折れる仕事です。でも、これをやろうと決めた理由はOriental Wicca Webに書いた以外にもうひとつの大きな理由があります。

魔女の世界は閉鎖的です。
これには相応の理由があります。私個人としても開放的になることがすなわち良いことである、とは間違っても思いません。しかし、それは同時に、魔女に興味を持った人が金儲け主義の怪しい魔女を名乗る人たちに騙され、大金を巻き上げられるなどの原因ともなってしまっています。

ここでひとつはっきりと申し上げますが、

「イニシエーションで高額の金品を請求する魔女は偽者です」

もちろん、必要なものに対しての実費はかかるかもしれません。しかし、それはせいぜい数千円から一万円くらいのものです。しつこくなりますがもう一度強調いたします。

「魔女になるのにお金がかかるという人は魔女ではありません。魔女を利用している偽者魔女の悪徳商人です」

魔女にとって、魔女でない人にイニシエーションを授けることは「仲間を増やす」ということに他なりません。

魔女のイニシエーションにお金がかかるという人は「友達になりたければ大金を持ってこい。えっ?私に払う金がない??じゃあ、友達になるのなんか願い下げだな」と、いっているのと同じです。

そんな人と友達になりたいですか?

しかし、だからと言ってそれに代わるものを提示もせずに批判ばかりしていても説得力がないとも思います。

そこで、今回のリニューアルに伴い、今までWiccaをはじめ、一般的な魔女の世界ではどうしても興味を持った方にとってネックになっている部分、つまり「魔女になりたいが受け入れてくれるところがない」「魔女になりたいとまでは思わないが、神や女神に感謝やお願いなどの祈りをささげたい」などという方に少しでもお役に立てるものを目指していこうと思っています。もちろん、そうした人の中からイニシエーションを受けたいという方が出てきた場合にはそれにもできる限り答えていきたいとも思っています。もちろんその場合には「当然のことですが実費程度しかかからないようにする」ことは当たり前だと思っています。

ここ最近、この「お金をたくさん持ってこなければ友達になってやらない」という類の話をよく聞きます。そう主張することも、その主張に賛同する人がいても私はどうでもいいことです。それは個人の自由です。

不良グループに入ることや暴力団に入ることが悪いことだというのは世間の常識や法律と合わないから悪いというだけで、それがなければ別に悪いことではありません。法律がなければ違法行為というもの自体がないわけですから。そして今、魔女の世界にはそうした法律も常識といえるほどの共通認識もありません。

ルールさえなければ暴力団員になっても犯罪行為ではないのですから「お金をたくさん持ってこなければ友達になってやらない」という人がいても、そういう人に「高額のお金を払ってでも友達になってほしい」という人がいても問題はないことになります。だからルールのない現状では、いくら伝統とはまったく正反対のものだろうが、良識のある人たちがどんなにおかしいと思うものであろうが、個人の自由だという認識を私は持っています。ですから、直接の利害関係が生じない限り、私はそのことに文句をつける気はありません。

しかし、お金をもってこい、という人とは友達になりたくない人もいるはずです。少なくても私はそんな人とはかかわりあいたくもありませんし、そういう人の人間性は心底軽蔑します。

ですから、私と同じように「魔女になったり、魔女の儀式に高額の金品が必要なのはおかしい」と思う人たちにとって私が良い友達になれるのだとしたら、私は常に私の扉を開けておきたい、と思っている、ただそれだけのことです。
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