魔法の言葉と言っても、呪文のことではありません。
もっと日常的なものです。
人間の思考は言葉を使うことは以前お話しました。
言葉の持つ力は実はこれにとどまりません。
言葉は人生を変化させる力もあるのです。
日常の中で「つい出てしまう言葉」を「意識的に変える」ことで人生を実り豊かなものにすることもできますし、幸運を呼び込むこともできるのです。これは逆もいえます。普段考えることなく使っている言葉が人の人生を惨めで辛いものにし、何をやってもうまくいかなかったり、知らずに不運を呼び込んでしまい運のない日々を送ることになってしまうこともよくみてきました。

今回はそうした言葉の中からいくつかを取り出し、どのような言葉を意識して使うかによって人生を変えることができるかを何回かに分けてお話したいと思います。もし、これを読んで下さっている方の中で「今に不満」を持っている方がいればぜひ試してみてください。

毎日が激変、とまでは行かないかもしれませんがいつの間にか1日のうちで笑っている時間が増えていることに気がつくでしょう。

★禁止と義務をなくそう★

人間にはやりたいことと、やりたくないことがあります。これは当然のことです。大体のやりたくないことと言うのは「禁止」と「義務」です。「~してはいけない」「~はやるべきでない」というのはいわゆる「禁止」の言葉です。たいていの人にとって嫌なものです。ついやってしまいそうなことや、やりたくなることを禁止することなのですから。

また、これとは逆にやりたくないことをしなければならないこともあります。ようするに、嫌々やらざるを得ない「義務」です。これもできれば後回しにしたいですし、それで間に合わなくなって支障が出たり、そこまで行かなくても、ずっと気にはなるというくらい気持ちにさせられてしまうものです。

これはどちらも「やりたいことができない」「やりたくないことをやらなければいけない」という希望と外部からの要請が反対になっている状況です。しかし、よく考えると同じ仕事でも、見るからに嫌々やっている人と楽しんでやっている人がいるのも事実です。この差はどこから来るのでしょう。答えは簡単で生き生きと楽しそうにやっている人は、今やっていることが「やりたいこと」であり、嫌々やっている人は「やりたくないこと」なのです。当たり前だと怒られそうですが、ここにポイントがあるのです。

つまり「嫌なこと」「やりたくないこと」をやりたいこと、そこまでは無理だとしても進んでやろうと思うものに変えてしまえばよいのです。そこで思い出して欲しいのは人間は言葉で考えると言うことです。嫌であるとか、やりたいとかは脳が判断します。そして脳は言葉で考えます。ならば、言葉をうまく使うことで脳が「やらなければいけないこと」を「やりたいこと」に思うようにすればよいのです。これは納得できることだと思います。と、いうのも例えばたいていの人にとって肉体的な苦痛は嫌なものです。しかし、スポーツの訓練と言うのはたいてい肉体的な苦痛を伴います。しかし、テニスが上手になりたい、野球で打率をあげたい、陸上で記録を出したい、などと言う場合、進んでその肉体的苦痛を求めていくことになります。そして、それがどんなに辛くても「やりたい」と言う気持ちでやっていることになるのです。これと同じ状態を脳が自分のやりたくないことに対して反応するようにすればよいのです。

では、そのための言葉です。
禁止に関しては、言い方は多少違っても、大抵「~してはいけない」「~すべきでない」と言う言葉でいわれたり、考えたりします。これを変えてしまいます。嫌なこと、やりたくないことをやらなければいけないときはすぐに、

「~しません」「~したくありません」

と、声に出してみます。声に出せないような状況なら心の中で3回繰り返します。

★義務をなくそう★

義務も正反対と言うだけで基本は禁止と同じです。
義務は多少の言い方や表現の差はあっても「~すること」「~しなさい」などです。そこで、こうした義務が与えられたときはすぐに

「~します」「~させていただきます」

と、変換して声に出してみます。禁止のときと同様に声に出せないような状況なら心の中で3回繰り返します。

さて、この二つは共通する部分があります。
つまり、どちらも「外側から強制されるもの」と言うことです。
人間仮に好きなことでも「外部から強制されたときは拒否反応が出る」用にできています。なので、これを「自発的なもの」と脳に認識させることが大切なのです。最初からうまくはいかないかもしれませんが、何度も行っていれば脳が条件反射として憶えます。そうすれば「禁止」も「義務」も「脳にとってはなくなる」のです。どんなときにでも生き生きとしている自分が手に入る第一歩なのです。