魔女になるにはどうしたらよいか?という質問はよく頂きます。
でもその方法は色々です。イニシエイションに至る手順(?)なども魔女の種類や流派によって様々です。

まづ、魔女になりたいと思ったら
「自分は魔女をどのようなものだと思っているか?」
「どのような魔女になりたいのか?」
等をしっかりと考えてみるべきです。そして、それは紙に書き出しましょう。

なぜ紙に書くのかといえば、頭の中ではきちんと考えたつもりでも、意外とそれはいい加減だったりするものだからです(これは魔女に限った話ではありません)。そして、それについてしっかりと検証することが大切です。

次に本などで知識を得ます。
でも本はかなりいい加減です。
なので、私が考えるペイガンとしての魔女の場合、それなりにキャリアの長い実践者に質問するなりするのが一番良いと思います。

これは私たちの世代からしてみればとてもうらやましいことです。昔はそもそも日本人に長く実践している人はいませんでしたし、インターネットなどという便利なものもなかったのでそれはそれは大変でした(笑い

もっとも、ウイッチクラフトの世界には実に多くの考え方があって、その中には明らかに危険な実践をしている人や、危険人物も残念ながら多いので、それを忘れてはいけません。

「あ、ベテランの魔女を見つけた!」

と浮かれて飛びつくと思わぬ危険や被害に遭うこともあります。
インターネットの発達と共にそうした危険は非常に大きくなっています。危険人物ほど目立つ行動をとりがちですし、興味を持ちたての初心者ほどそういう人に惹かれる危険性があります。ある意味危険人物や危険な実践をしている人ほど初心者には魅力的に映ることが多いのも事実ですからここは要注意です。

さて、20世紀になって異教の宗教的なものとして復活したウイッチクラフトなどではある程度学んだあと、魔女とコンタクトを取って、そこで最低「1年と1日」(厳密なものではもちろんありません)といわれる期間を経て、受け入れてもらえることになればイニシエイションを授けられる、というのがポピュラーな流れです。

そして、自分一人で進めていくにしても、運よく「1年と1日」を誰かに見てもらえる機会があったらその指示に従って、必要な訓練をしていきます。

今の時代では可能な部分は志願者に教えて知識をある程度持たせてから、それを材料にもう一度「魔女になりたいのか?」を考えてもらう方が良いと思っています。また志願者自身もその上で「本当に自分は魔女になりたいのか?」という質問を厳しく自分にぶつけるべきです。イニシエイションを受ける機会があっても、そうした自分への問いかけに自分で心底納得できる確信が得られてからイニシエイションを受けるべきです。

でも実際はこんな簡単に書けるものではありません。

またセルフではなく、普通にイニシエイションを受けるという場合、単純に「魔女になれるから!」と飛びついてはいけません。キャリアの長い魔女の実践者である友人とも一致した話ですが、なんと言っても流派やイニシエイションを授けてくれる師との「相性」はとても重要だからです。これをしっかりとチェックし、考えることは極めて重要です。一度イニシエイションを受けると子弟の間には、とても強い絆、言いかえれば魂のレベルでの絆が出来てしまいます。これは例えて言えば、親子のようなもので、しかもこれは「子が親を選んで生まれる」ようなものですから、選び間違えたらとんでもないことになります。しつこく強調しますが、師匠との絆の影響は相当強く、かつ永続的です。これは私自身、今も強く実感しています。