WEN NEWS No.3を一足先に拝読しました。

 長文の書評が秀逸でした。楠瀬さんならでは、というか楠瀬さんにしか書けないというか、というオリジナリティあふれるものになっています。魔女に興味のある人なら魔女関係の本の読み方を示唆してくれる意味でも必読です。

 ちょっと難しいだろうな、と思う所も何か所かありました。よくわからず誤解してしまう可能性があるかもしれないと思う所もいくつかありました。でも、おそらくその難しさは魔女として色々と悩んだり、自問自答したりという経験の量がある程度ないと理解が難しいだろうな、という意味での難しさだと思います。もちろん、ただの量ではなく質量ともにの量なのはいうまでもありません。逆に私のように道のりや歩き方は違えどある意味「同じ時間」を歩いてきた身としてはそこが面白い所でもあったのですが。とはいえ、そこは楠瀬氏の文章力。「理解しよう」という意志で何回か読み返せば経験が浅い人でも理解できると思いますが、そこはちょっと老婆心。

 老婆心ってなんで老婆の心なんだろう?という疑問は前にも何回か持っていたのですがなんとなく素通りして今まで調べたことなく、また、その疑問も忘れてしまっての繰り返しでした。国語辞典を引いても意味しか出ていない。大辞林を紐解いたら「仏教からの言葉。年取った女性が度を越して気を遣う事から」というのが語源らしい。たぶんそういう話(説話?)があるんでしょうね。

 ※と、書いてから気になったので友人の僧侶に質問したら景徳傳燈録という禅宗系の出典が元だという事を教えて頂きました。それを手掛かりに調べてみたら北宋(日本では平安後期にあたります)の仏教書だそうで、その中に「老婆心切」という言葉が出てくるのだそうです。これは「老婆が子や孫を慈愛深く世話をするように、仏道修行者が、志を同じくする同輩の修行者に気を遣うこと」という意味で、本来は「篤い気遣い、思いやり溢れる親切」というような意味だったようです。日本に伝わって江戸時代(のおそらく元禄時代くらい)に「切」がとれ現在の「老婆心」になったようです。お蔭様ですっきりしました。

 糸口が捕まればこうやって素人でも調べられますが、その糸口はやはり専門の方に伺わないとなかなかつかめるものではありませんね。感謝至極です。

 閑話休題。

 もう一つの記事である「道に迷っている魔女へのアドバイス」

 これはある程度魔女としての活動あるいは魔女志願者としての活動をしながら道に迷った人に対して非常に実践的に役立つ素晴らしいアドバイスだと思います。

 楠瀬氏自身がツイッター(2017.6.15)で「私が英語で発表した一連のアドバイスを元に書いた記事ですが、もともとのアドバイス集は某国の巨大ペイガン・ネットワーク会長を務めた友人から、「これはどのペイガンにとっても素晴らしいアドバイスだと思うよ!」と言ってもらったものです。」とツイートされていますが、私も全く同意見です。

 さて、これ以上ここで色々書いてしまうとこれから読む人の楽しみと、驚きと発見の邪魔をしてしまいますのでこれについてはここまでにしておきます。ぜひこれを読んだ方と読後の話をしたいな、と思う記事でした。

 と、いうわけでこの辺で。